motorsport.comが先日明かした通りFIA、FOM、F1チームは新たなポイントシステム導入案について話し合う予定だが、これについてアルピーヌのエステバン・オコンは「大きな切り傷に絆創膏を貼るようなもの」だと考えている。
F1で提案されている新ポイントシステムは、決勝レースで優勝したドライバーから10位までにポイントが付与される従来型から、1位から12位まで入賞枠を増やそうというモノ。後方に入賞枠を拡大することで、上位5チームからパフォーマンスで大きく離される下位5チームにも入賞の機会を与えようという狙いがある。
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オコンは中国GP決勝で11位フィニッシュとなっており、この新システムであれば今季初ポイントを手にしていたことになる。ただ彼は、上位5チームと下位5チームが離れすぎていることがより大きな問題だとして、新システムが根本的な解決には繋がらないと考えている。
「大きな切り傷に絆創膏を貼るみたいなものだよね」
新システム案についてオコンはそう語った。
「現状を救う手段にはなると思う。今回僕らはポイントを獲得できていた訳だし、間違いなく機能してくれるだろうね。でも僕は上位でレースをできて、どのチームも接近している方が良い」
「僕らがやろうとしていること、つまり全マシンの差を縮めようとしていることに関してはわずかな利益しかないと言っても良いと思う」
一方ハースのケビン・マグヌッセンは新システムを支持し、より多くのドライバーがポイントを目指して戦っていると感じることができると語った。
「それは良いことだと思う」とマグヌッセンは言う。
「みんなにポイントがあった方が良いかもしれない。そうすれば、常に何かを目指して戦えるからね。チャンピオンシップの最終的な結果は変わらないけど、下位5チームの戦いがより面白くなると思う」
「優勝ドライバーに与えられるポイントを50点にして、それ以下を分散させる……それが良いアイデアかもしれない。16位とか14位とかで争っている時、まだ良いバトルができればいいけど……(今は)無意味な感じがする」
キック・ザウバーのバルテリ・ボッタスも、現在のチームの苦境を考えると、この新システム案を歓迎すると語った。
ポイントシステムの変更を支持するかどうか尋ねられたボッタスは、次のように答えた。
「今のところ、チームとしての状況を考えるとイエスだね」
「でもトップ3、トップ4チームにいても、気にすることはない。そういうモノだ。でも僕らにとっては違う」
「みんなにとってフェアであるためには、スプリントでもポイントを得られる順位が多い方が良いと思う。より多くの競争が生まれるからね」
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